相変わらずのマイペースブログですが宜しくお願いします。
さてと、
今回はサーフボードのフィン。
以前から多くのユーザーの方々にフィンに関しての疑問等を度々質問されているので
今回はフィンの性質、素材、効果等を
私の史観 で話していきたいとおもいます。
まずは沢山聞かれるのが素材。
マテリアルってヤツですね
個々のフィンブランドで真っ白のプラスチックな感じのフィン。
コレは素材はファイバーグラスと樹脂を混ぜ合わせて形成して圧縮成形したモノ。
※そこそこフレックスありますね〜
さて次に多くのフィンブランドが多様しているハニカム。
フィンのコア素材に多様されているハニカムという素材。
こんな感じの大きなロールでファイバーグラスのロールに近い感じであります。
では拡大してくと…
こんな感じで大きなロール状態での素材であります。
私達シェイパーやサーフボード業界ではコレをハニカムコアマットと言います。
略すと一言。
『コアマット』
もともとはアメリカズカップのヨットセーリングやF1のモーターサイクルからの下流れ的にこの様なハニカム、
カーボン等のマテリアルが ウインドサーフィンやウェイクボード業界に入ってきました。
そこからの流れでサーフィン業界に入ってきました。
では、そのハニカム。
サーフボードのフィンに多様されていますね。
ほぼ全てのサーフボードフィンにこの様にコアマットが 使用されています。
見た目カッコいいですよね〜
あと 、軽いw
その通りです。
何故なら上の画像のフィンのハニカムの六角形の中心にはレジン(樹脂)が入っていない為軽いのです。
そう、軽い!!
サーフボードの重量バランスのテールが軽ければターンも軽い⭕️
軽いナイス!!
と、思ってしまうのが残念…
実はこのコアマット
柔軟性は皆無なのです。。。。
※ハニカムコアマットの 性質
☆曲げ強度が増す
☆弾性が減る
☆重量は軽減出来る
☆製作コストの削減
フィンってターン時のパワーを受け止めてそれをしなりと面積、
エリアで受け止め反撥させてターンパワーに持っていくのが理想だと思ってます。
ですのでコレだけ見るとハニカムってどうなの??
って思うかもしれません。
そこでフィン自体での特性にいきます。
先ずはフィンの理論
フィンとはサーフボードのボトムにあり乗り手のサーファーの舵になるアレですw
上の画像にありますがフィンの斜めになる角度等をレーキやSWEEP等で表します。
フィンが後ろに反っていればいるほど大きなターンとターン時の伸びしろが得られます。
(右のAM2ですね)
波のパワーがある時(外洋)やリーフブレイク等がお薦めです。
では間逆に反りが少ない方は
(左から2番目のWCT)
フィン自体の波の抵抗値が少ないので回転性があるにでビーチブレイクやチョッピーコンデションの
タイトアクション等にお薦め です。
そう、ガンガン板を動かしたい人にお薦めですね(^^)
ここから重要。
フィンの理論。
フィンベース。 (フィンのサーフボードに接する面積)
このベースエリアが大きくレーキしているフィンはボトムターン時により大きなドライブ性能を出します。
しかし、ベースエリアが大きければターンは大きくなりコンパクトなクイックターンは失われます。
逆にベースエリアが狭く レーキしていないフィン(俗に言う立っているFin)
俗に言うピボットフィン系
この様なモデルはラインディング時でホールド性ロスなのでレスポンス重視の
クイックなターンムービングに優れています。
そこで一息。
そもそもフィンばかりにとらわれて基本のサーフボードの性能を考えて忘れていませんか?
80,sや70,sのリアルビンテージの板のシングルBoxフィンに
近年のシングルフィンが合う訳ないし…
その当時でのロッカーやアウトラインにあったフィンがその時代でのマストであり…
今回のフィン話し…
結構永くなりそうなので今回はこの辺でゴメンなさい。
続きは…
以上宜しくお願いします。