私は現在EPSフォーム(ビーズ系)のボードしかシェイプしていません。
初めてサーフボードファクトリーの門をたたいた当時(1990年代)ではPUブランクスが主流でしたが
そこは多くの産業廃棄物を生み出す場所でもありました。
ブランクス製造過程での有機ガス問題、シェイプ作業における産廃の処理問題、ラミネートグラッシング時の有機ガス、多くのスナップした板の処理
人体そして環境に有害な産業廃棄物の問題がありました。




現在、私のシェイプするブランクスはEPSブランクス(発砲ビーズ)は製造過程では高温スチーム(蒸気)がメインで使用され有害な有機ガス等は出さず、
スナップした板も周りのファイバーグラス以外のフォームは再度、高温スチーム(蒸気)で圧縮、ゴミを取り除き再利用され新しいEPSブランクスに生まれ変わります。
さらにシェイプ過程で出るアウトラインカットのゴミ等も全て同じ過程で再利用されています。

サーフィンに大切なことは楽しむことだけじゃない。自然の恩恵を直接受けるサーフィンだけにサーファー個々の環境に対する思いやり、そして配慮が必要な時代になっているのです。